続き:

火星上で、
アクヘンアテンの像を発見
Akhenaten on MARS,



同じ画像:左側がA Nefertiti、180度回転してBAkhenatenに変化!
◎ネフェリティティとアクヘンアテン



◎ネフェリティティとアクヘンアテン

Image Credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems

何故、火星にアクヘンアテンの顔が現れたのであろうか?

 

その難問に関して私なりの大胆な仮説を述べてみたい。その謎に迫る鍵は彼の行動からうかがい知ることができる。異端の王、狂気か、はたまた大いなる洞察力に突き動かされた革命児であったのか?エジプトの歴史上もっとも謎に包まれた王等、彼に対してさまざまな形容がなされている。私の大胆な仮説は、エジプト王アクヘンアテンは神との「コンタクティ」であったとするものだ。

この時代のエジプトのイデオロギーとユダヤ教の類似点に注目した考古学者エルンスト・ゼリンをはじめ、精神分析の創始者、ジグモンド・フロイド[アドナイ(ユダヤの神)という言葉とアトンとの類似性にも言及している]、そして"Moses the Egyptian"の著者のドイツ人学者ジャン・アスマン等少なからずの学者が人類史上最古の「一神教」と「ユダヤの一神教」の類似点について言及しているのである。

神と接触したユダヤ教の預言者「モーセの一神教」と「アクヘンアテンの一神教」の類似性が少なからず見られるからである。

アクヘンアテンの行った最大のものは宗教改革であった。「アメン」の多神教から、「アテン」(太陽神)への大転換は歴史上、初の「一神教」への宗教改革である。

これは従来からの「アメン神」を筆頭に「伝統的な神々とその神官団」への挑戦と迫害であった。「神」の複数形は単数形に改められ、伝統的な多神教の神々の人体をもつ神の表現は否定され、削除されている。一切の偶像崇拝の廃止である。アメン神の壁画や彫像からアメン神の妻であるムト女神の名前まで削り取られ、その単語さえも、「はげ鷲の文字」から「単子音文字」にかえさせる徹底ぶりである。

 

彼のアテン信仰は、自らが起草した「アテン賛歌」に凝縮され表現されている。特に弱肉強食の時代に、普遍的な自由、平等、博愛の精神でエジプトを治めている。

アテン神は、エジプト人ばかりでなく、異国の人々にも恵みを注ぐことが書かれている点に注意。下記のカルゥとクシュの国々、・・・・・・・以降の、「アマルナ文書」にあるようにエジプト軍派遣の要請に、血を流さないために味方にも援軍を送らず、アテン神の祝福を与え、平和をとる策をとっているがこの精神によるものであろう。このために国は傾いていく。

 

アテン賛歌より抜粋(ピラミッドテキスト;アイの墓より)

 

あなたは東の地平線から美しく現われ出る。生きるアテン。生命を生み出した者よ。

あなたは美しく、偉大で、輝き、地上のすべての者のはるか上にいる。

あなたの光は、あなたが創ったすべてのものの前で、全土を包む。

唯一の神。それ以外存在しない者。

あなたは一人で、あなたの心のままに大地を創った。そして、人類、大家畜、小家畜、地上にいて、その両足で歩む全てのもの、空中にいて、その翼で飛ぶもの、

カルゥとクシュの国々・・・

あなたは、すべての人を、そのあるべき場所に置いた。あなたは彼らの糧を作り、誰もがその食物を持ち、その寿命が数え上げられる。舌は言葉によって区別され、彼らの性格もまた、区別される。彼等の皮膚の色は区別される。

あなたは、それぞれの国の住民を区別した。

 

 

あなたは私の心の中にいる。

あなたの息子であるネフェル・ケペル・ラー(アクエンアテン)以外に、あなたを知る別の者はいない。あなたは彼に、あなたの計画とあなたの力を知らせる。

 

 

元資料…「エジプト王国三千年」 吉成 薫箸/講談社選書メチエ

 

 

アテン賛歌冒頭の部分は、旧約聖書の天地創造物語の部分に酷似していると感じるのは私だけではないだろう。

 

 

旧約聖書は、天地創造に関して表現こそ若干の違いはあるが、同じことを言っているのだ。

 

旧約聖書抜粋:

第一日目は、「光りあれ」という神のみ言葉で、光りと闇にわけられた。45 節。

第二日目は、「水の中に大空あれ。水と水を分けよ」のみ言葉で、大空が出来た。678

  
第三日目は、「水は集まれ。乾いた所が現れよ。」で、「地」と「海」が出来た。910節。また「地には草と果樹を芽生えさせよ。」で、「草木」が出来た。1113

第四日目は、「大空に光る物があって、地を照らせ」で、昼の太陽と夜の月と星が出来た。1419 節。

第五日目は、水に群がるもの、魚類を作り、空には飛ぶ鳥をお作りになった。2023節。

第六日目には、家畜、土を這う物、地の獣を作り、2425節。
そして、終わりに
 
1:27 神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。

1:30 地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。

 ちょっと大きい画像:モーセの十戒

燃え盛る茂みがあった、だがその木々は燃え尽きることがない・・・神が茂みから彼に呼びかけた、「モーセ!モーセ!」芝の炎の中で、「モーセ」に現れた唯一絶対神「ヤハヴェ」、

十戒の第一戒が、「あなたには、わたしをおいて他に神があってはならない、としている。

一神教である。

この「モーセ」にあらわれた「神」と、アクヘンアテンに現れた「神」は同じ「神」だったのであろうか。

 

 

 

アクエンアテンの一神教と旧約聖書の類似点(抜粋)

    唯一神の崇拝●偶像禁止●生贄の廃止●礼拝の一般開放●呪術、魔術、護符の廃止

    一夫一婦婚 ●神殿崇拝

アクエンアテンの神が万物に送ったメッセージの3つのテーマはヘブライの祝祷と酷似している。

    活力を与え、すべての被創造物を養う、光線(セトウト)

    世界を知り命を愉しむための力を与える、光の美(ネフェル)

    幸福という利益をもたらすものを与える、愛情(メルウト)

 

 

従前の国家神「アメン・ラー」はエジプト土着の信仰色が強いものであったが、「アテン」神は帝国全体に受け入れらうる世界神としての普遍性を持っていた。

アクエンアテン王は、「アテン神の子」であり、王だけが父なる神の命令を受け実行し、アテンの「預言者」として神を礼拝し、祭儀を行う資格を持っていた。伝統的な王権観においては、現実的には神官に祭儀を代行させていたものとは大違いである。 このあたりにおいても「神」との接触は本人のみであり、旧約聖書の中で示される「モーセ」の預言者としての立場と「アクヘンアテン」との類似性を感じるのである。

 

さらにヘブライ民族の最初の族長「アブラハム」に現れた神も「一神教を唱える神」であったことはあまり知られていない。彼は神の命令で古代バビロニアの「ウル」の町から「カナン」へ出立している。99歳の時、神が現れて「お前はもはやアブラムではなく、アブラハムと名乗れ、私はお前とお前の子孫との間に永遠の契約をたてよう。カナンの全ての土地を永久の所有地としてあたえよう。・・・」創世記12−22章 彼もコンタクティであった。

 

もしアクエンアテンが「コンタクティ」であったなら「神」との接触者として、宇宙を支配する神の中継地の火星に「顔」が出ても不思議ではないであろう。世界に多神教の宗教と偶像崇拝の宗教は無限にあり、そのルーツもまたさまざまであるが、一神教は、世界広しといえども、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つしかない。しかも、そのルーツはたったの一つである。すなわち、3つの信仰とも元をたどれば、今から3300年ほど前にアマルナの地のアクヘナテンという1人の人にたどり着くことになるのである。

 

ちなみに彼の名前はアモン司祭が権力を再び取り戻したときに、異端者として統治のあらゆるリストから抹消され歴史上から葬さられた。

一神教の起源からの発展過程の図解

神の啓示を受けた預言者たちがそれぞれ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の宗教を唱えた。


ちょっと大きい画像:アブラハムへの啓示

ちょっと大きい画像:イエスの洗礼

神の啓示

アクヘンアテン→ 

アブラハム 

モーセ 

イエス 

ムハンマド

  ↓

 

   

  ↓

  ↓

宗教改革

 

ユダヤ教

キリスト教

イスラム教

 

画像:松村氏提供

アテンはつねに、巨大な赤い円盤(UFOにも見える)から光線が出ているようなかたちに描かれる。光線の先端は手のかたちになっており、これはアテンの美しさを王に伝えるものと考えられていた。

アテンとは、太陽光線を神格化したものである。

 

 

参考文献:世界の歴史(1)人類の起源と古代オリエント 中央公論社

大貫良夫 前川和也 渡辺和子 屋形禎亮

:死海文書の謎を解く  ロバート・フェザー 講談社















参考:母親と子供の像が180度回転で現れる!

MOTHER & CHILD ROTATION 180degree

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関連HP:クリック
http://iwaoiwao.fc2web.com/marsnewface.htm
















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